秘書 倫子(41-56)

2021年10月22日

秘書 倫子(41)

 「その持ち物なら逝かせることができます」

 小野田は座った檜山に酒を進める。あまりにも見事な勃起なので、酔わせて萎れさせたい気分でもある。褒められた檜山も幸せな顔をして、

「この一杯で終わりですよ」

と、盃を小野田に差し出す。そして注がれた盃を呷ると、傍で崩れている倫子を抱き寄せる。その女の顔の真下からは巨茎が聳えている。

「それでは、いきますか」

 檜山は倫子の頭を髪ごと掴むと、勃起へと顔を押し下げていく。

 倫子は唇を強く結んで拒んでいるが、その顔には自虐的な陶酔感が漂っている。その哀切な女の顔に檜山は思うことがあるのか、

 「単価表は貴女への贈答品です…」

と、柄に似合わない気障なことを倫子に囁く。そして彼女の顎を掴んで口に隙間を作り、勃起を無理やり捻じ込んでいく。

 そうして己の肉のすべてを倫子に呑み込ませた檜山は痺れるような満足感に充たされた。また倫子も女体が壊れ融けていくような自虐感に充たされた。その自虐感には幸にも快感が伴っていた。

 倫子には相手の男が嫌いであれはあるほどに性的な快感を覚えてしまうという理不尽な女体が備わっている。

「はぅ…はぅ…ぁぁ」

 倫子は檜山の巨茎を咥えて鼻声で啼く。 

「これで単価表は小野田ハウスの物になりました」

 檜山は恩着せがましく言って巨茎を咥えさせたまま倫子のお尻を撫でる。黒のストッキングとガーターで飾られた肌白のムッチリした倫子の美尻が愛撫に応えるように蠢く。

「お御籤で大吉を引いたとき、願望が叶えられると確信しました。つぎは貴女の美しい肉を思う存分に頂きますから…」

 檜山はそう囁きながら倫子のお尻を撫でまわす。

 倫子の鼻から切ない声が漏れ、美尻がくねる。

「はやく入れて欲しいですか」

 檜山の股間に被さっている倫子の顔が左右に振られる。

「欲しいくせに…」

 檜山はそう呟き、倫子に咥えさせたまま御膳に腕を伸ばし、料理を隅へと退けていく。小野田もその檜山に手伝う。

 そうして御膳の上の片付けが終わると、

「美しい肉を頂く前に前菜といきますか…」

と檜山は倫子の咥えを解き、ファスナーを下して下半身からスカートを取り去る。すでにショーツも脱がされたガーター・ストッキングだけの下半身が露わになる。その倫子を檜山は御膳に乗せ、小野田が手伝って仰向けにしていく。

「やめてぇ…ぃゃ!」

 倫子は小野田の腕を掴んで抵抗するが、露わな美乳をぶるぶると震わせるだけで、あっけなく手を退けられて仰向けにされる。

 檜山はその倫子の足首を掴んで広げ、御膳に押さえつけた。
 
 食物を摂る大切な上の口でさえ唇だけなのに、男の肉を咥える下の口には盛り沢山の飾り物がある。陰核、小陰唇、大陰唇で、性的に興奮すると花のように咲いて魅せつけてくる。倫子の局部はそれが形良く、豪華に咲き誇っている。

「どうです」

 じっと見つめている檜山に小野田が感想を求めてくる。

「じつに綺麗なおまんこだ!」

 檜山には小野田が秘書として倫子を雇っているのがよくわかる。接待された建設会社の幹部なら一つの工事ぐらい落札させてやりたい気分にもなる女陰だ。

 檜山は今すぐにでもぶち込みたいが、長く大きな舌を出すと顔を被せ、薄暗い窄みか陰核までをべろりと舐めあげた。

「ぁぁッ…ぁぁぁ」

 倫子が哀しく澄んだ声を上げて腹部を痙攣させる。

 檜山は二度三度と舐めてから膣口から溢れてくる蜜汁を大袈裟な音を立てて啜っていく。

「ぁっ…ぁっ…ぁぁ」

 二人の男に性器を褒められ、御膳に乗せられて局部を舐められる。この死にたいほどの恥ずかしさには身震いするような女の快感が秘められているのも事実。倫子は舐められるたびに腹部をピクピク痙攣させて啼く。

「美味しいお汁だ」

 檜山も遠慮のない淫語で褒めては倫子の股間から顔を上げ、喘ぐ美しい顔を観ては蜜汁を啜る。




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秘書 倫子(42)

「どうです。お潮も吹かせてみたら」

 小野田が檜山のスケベぶりを見込んで口を開く。檜山は倫子の股間から顔をあげた。その彼に小野田は顔を寄せて、ひそひそと話していく。

「クリを弄りながら膣の上を撫でてやってください。そこが腫れてくるから…」

「…さらに撫でてやると痙攣してお潮を吹きます。断っておきますが、そのお水はおしっこではなく女の前立腺液ですから」ということを、小野田は檜山に話した。

 小野田の解説に檜山は頷くと指二本を膣口に当てた。反射的に脚が閉じてくるが、檜山は構わずに陰核を弄りながら膣に指を挿入していく。

 指を噛んでくるような強い締めつけがあり、それを過ぎると膣壁が指を押さえこんでくる。ここが彼女の潮吹きスポットだと檜山は合点する。

 さらに奥へと指を送り込んでいくと意外な奥深さで子宮口に触れる。巨茎を根元まで咥えることができる狭くて奥深い造りだ。これでは女が感じる膣の摩擦感は全身を貫かれる感覚になるはずで、逝ってしまうのもわかる。

「ぁぁ…」

 檜山の膣内を探りながらの指の挿入で、はやくも倫子の腹部がぴくぴくと痙攣している。

「…ここですね」

 檜山は指を潮吹きスポットまで戻すと意識を集中する。AVビデオのように吹かせようとするのではなく、押さえつけてくる膣壁の上を優しく撫でてあげる。

 この女の潮吹きスポットははっきりとわかる。凹凸のある膣襞が、その部分だけふっくらと柔らかい肉壁になっている。その肉壁を撫でてあげるだけで吹くと小野田は言う。

 檜山は美人秘書の淫らな痴態を早くこの目にしたくて呼吸をするのも忘れて潮吹きスポットに指技を与えていく。

 ヌチュ、ヌチュ…。

 檜山の膣での指技が淫音となって倫子の耳にまで聴こえてくる。

 倫子が秘書になる前のとき、病弱な母との慎ましい生活での唯一の息抜きは、通勤途上にある書店で雑誌を立ち読みすることだった。ファッションから新築マンションの雑誌まで読みあさり、もし宝籤が当たったら、これとこれを買おうと、現実にはありえない妄想で買物を楽しんでいた。

 その雑誌の奥の棚に、女が近寄りがたい文庫のコーナーがあった。倫子は一度だけ、周りの気配を窺いながら本を手に取ったことがある。原色の艶やかな表紙のカバーで、淫らな女が嫌らしいポーズで下着を見せたり、男のモノを咥えたりしていた。

 そのときに倫子は、自分の人生はこの本のような淫らな世界とは縁もゆかりもなく、これからも無関係であり続けるのに違いないと、改めてこれまでの貞淑な生活に思いを寄せた。

 ところが今は、その本の女たちのような淫らな行為をしている。そこには女の本能的な快感が秘められていて、背徳な気持ち良さに全身が満たされている。

「ぁぁぁ…」
 
 倫子の顔が突然左右に振られて、肢体が震えだした。

「いくぅ!」

 倫子の哀しい声とともに小さな水柱が間歇に立った。

 その光景は檜山の目の前で何回も繰り返された。女の切ない声と下腹部の痙攣、そして、形容しがたい淫らな噴水。檜山は見るだけでは我慢できなくなり顔を被せた。吹きあげる水柱を口で受けてから喉の奥へと流し込んでいく。

「ぁぁ…」

 お潮を吹かされ、檜山のさらなる恥ずかしい行為。その極まる恥辱に倫子は震える手で檜山の髪を掴んで啼いた。


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