2021年11月19日
准教授 美紗子(54)
美紗子の乳房を透は見つめる。美乳なんてネットでうんざりするぼど目にするが、一般社会では貧乳が大半で巨乳や美乳は稀だ。
それなのにインテリで有名人の美紗子がこのところのホルモン分泌で、まさかの巨乳の仲間入りをしようとしている。それも男を歓ばせる雪のように白い砲弾型の美乳で。
透が乳房を見つめていると美紗子の囁き声が。
「…揉んで」と。
美紗子の催促に透の顔がにやける。透は両手を差し出して双方の乳房を掬い上げるように掴むと手前に引くようにした。
美紗子の上半身が御膳の上に被さって乳房を透の手に捧げてくる。透は揉みしだきながら美紗子と口を合わせる。
乳首を指間に挟んで砲弾型に撓んだ乳肉を揺すりあげ、円を描くように揉みしだく。そうしながら美紗子の唇を咥える。
透はしばらく接吻してから唾液を彼女の口腔に舌で送り込む。美紗子が舌に舌を絡めて遊んでから唾液を送り返してくる。透は乳房を揉みしだきながら、ふたたび唾液を送り込み、彼女の体を御膳に仰向けにしていく。
美紗子が仰向けになると透は立ちあがりシャツとズボンを脱いで裸になる。すでに勃起は屹立している。それを美紗子の顔に見せつけると、彼女が手を伸ばして掴み、
「大きい!…ちょうだい」
と、哀願してくる。
今、美紗子の口で最も近いのは膣口ではなく唇で透は巨大な勃起をゆっくりと唇に押し付けた。
美紗子は下のお口にと思っていたので、ぃゃぃゃと顔を振るが、透に顎を掴まれて押し込まれる。あとは透の思いのままに、ずるずると喉まで送り込まれて過敏な女の反応を見せつける。
喉を仄かに染めて肢体をピクピクンと震わせて.乳房に漣を見せてくる。
透は美紗子に被さって腰から下をマングリ返しにして持ち上がった美紗子の恥部を咥え込んだ。
美紗子の切ない鼻声が部屋に染み渡り、咥えた恥肉から膣汁が滾々と溢れてくる。その女汁を透にジュルジュルと啜られていく。
「美紗子先生のお汁、美味しい! 美味しいよ!」
透は美紗子の股間から時折、顔を上げては口にし、彼女に聴かせる。
「ぁぁ…いゃぃゃ…ぁぁン!」
美紗子は透の淫らな賛美に嘆く。
透は美紗子の体を御膳の上で反転させると、ファスナーをすべて下ろしてから覆い被さった。
下半身を開脚してV字に押さえ付け、勃起の先を膣口にあてがう。そして膣に摩擦を与えるようにゆっくりと挿入する。先が奥まで達すると固い肉茎で子宮を胃まで突き上げる気持ちで勃起の全貌をぐいぐいと埋め込んだ。
美紗子は狂おしいまでに顔を左右に振って悲鳴をあげる。
「あぁぁ!…あああ!ぁぁぁぁ!…そんなに…だめぇぇン」と。
透は美紗子を挿したまま尻を抱えて部屋の中を闊歩した。その透の脚の繰り出しで突き上げが増幅されるのか美紗子の上げる声にも強弱が生まれ、透の首にしがみ付いている腕の強さも弛んだり締まったりする。
「あキャン…あキャゥンン!」
美紗子の雄叫びならぬ雌叫びは部屋の壁さえ筒抜けるような甲高い声で透を喜ばせる。
透はスイートルームの広い部屋を一周してから床の間へと行き、窓外の露天風呂の湯気を見つめて、
「一緒に風呂でも入るか」
と、露天風呂へ通じる硝子戸を開けた。
湯気が二人を迎えるように包む。透は石畳に足を置くと滑らないように踏み締めて
岩に囲まれた湯の端まで行き、足で湯の温度を確かめてから体をゆっくりと沈めた。
二人が首まで浸かると浮力で美紗子の肢体がふわりとし、これまで重々しく撓んでいた乳房が水面に突き出した。
浮力で美紗子の女体がふわりとしても挿入された勃起から抜けることはないが、下から別の力が働けば膣口近くまでは簡単に抜けあがる。そして、その力が消えれば、こんどはゆっくりと挿入される。
湯の端に頭を乗せて体を伸ばしていた透か美紗子の微かな声に閉じていた目を開けた。見ると彼女が浮力を利用して女体をゆっくりと浮き沈みさせている。
「ぁ…ァ…ぁ」
美紗子の漏らす声と共に湯面に突き出した乳房がゆらゆらと揺れている。
透は浮き沈みする美紗子の身体を止めて、意地悪してあげようかと思ったが、己も気持ち良さに包まれているので、そのまま彼女に任せた。
「…俺も気持ちいい」
透は頭をふたたび湯の端に乗せると目を閉じて呟いた。
たしかに気持ちいい。こちらから一生懸命、勃起を抜き挿しているときには感じられない膣の蠢きや襞の摩擦が良くわかる。
肉茎に張り巡らされている神経が膣襞の波や小刻みな震えまでも感じ取っている。この密着感がセックスの醍醐味であり真の快感かもしれない。
「…ピクピクモゾモゾしている」
透はそう言って美紗子を湯の中で抱き寄せた。
美紗子も透の首に腕を回して、
「…放したくない」
と、膣で咥えた勃起を締めつけてくる。
女が気持ち良さで忘我になると男は本能的に身構えるようになる。周囲への目配りだ。原始時代はセックスの最中に獣に襲われないように男は快感を押し殺して防衛本能を覚醒させていく。いまは獣の代わりに夕食の仕度で部屋に入ってくる仲居の存在だ。
「…仲居がくる」
岩下透は首にしがみ付いている美紗子の耳に囁いた。
「…放れたくない。いやぁ」
美紗子が駄々をこねる。
「…俺もだ」
透も美紗子を抱き締めて背中を撫でる。
湯の浮力が二人の体に作用して膣の摩擦だけが脳髄に伝わっていく。なので摩擦が濃密な感覚に増幅されたまま落ち着いている。
「仲居に美紗子先生の愛の部分を見せてあげようかな」
透がそんなことを言いだす。
「だめぇ!ぃゃぃゃ」
美紗子はそんな破廉恥なことは冗談に過ぎないと高をくくって甘ったるい非難をする。
記事の更新は金曜日(投稿は前日の夜)です。
この記事へのコメント
ご返事遅れてごめんなさい。数学の先生ですか! 初めまして、よろしく。応援ありがとうございます。これからも応援よろしくお願いします。
作者も高校への進学塾ですが数学と現国の長文読解を担当した経験があります。短期間でしたが楽しく苦しい思い出があります。
美紗子と美沙子。作者も時々、変換ミスをしてひやりとするときがあります。わざわざご丁寧な訂正の返信、恐縮です。では、失礼します。
これまでにも読者様から様々な注文やアイデアを頂いたことがあります。例えば近親相姦の小説を書いてとか、ヒロインを縄で縛ってとか死なさないでくださいとか。作者としてはありがたく頂戴したいところですが、私には読者から注文を受けて小説にする能力が全く有りませんので丁重にお断りするようにしています。悪しからずごめんなさい。